皆さんこんにちは!
今回は、最近メディアにも注目され始めてきたエクオールについてお話したいと思います。
女性にとっては必見!実は男性にとっても興味深い内容です!
まず、エクオールって何?ですよね。
エクオールとは、大豆イソフラボン一つであるダイゼンが、腸内細菌により
代謝されることで産生されます。
エクオールは、エストラジオール(エストロゲンを構成する主要成分の1つ)に
類似した化学構造を持ち、エストロゲン様作用を示します。
エストロゲン(女性ホルモン)は、エストロンとエストリオールとエストラジオール
の3つの主成分から成り、中でも含有率が最も高いエストラジオールは中心的な
役割を果たしています。
女性は特に、大豆製品を食べましょうと聞いたこともある方も多いのではないでしょうか?
大豆製品を食べると、腸内細菌によって代謝されるエクオールが女性ホルモンの
主成分に近い働きをするからなんですね!
次にエクオールの働きについて、4つの作用があります
1.エストロゲン(女性ホルモン)様作用
更年期症状・障害をやわらげる
メタボリックシンドロームの予防
骨粗鬆症の予防と改善
2.抗酸化作用
シミの改善・美白
3.抗エストロゲン作用
乳がんの抑制
4.抗アンドロゲン(男性ホルモン)作用
前立腺がんなど、男性の病気の予防
脱毛改善効果
女性にとって女性ホルモンの分泌量が減少してくる時期に入ると、
ホルモンバランスの乱れによって様々な不調が出てきます。
その減少した分量を食事でサポートできると不調も軽減されるという事ですね。
エクオールが身体に与える影響は、大きなものですね。
ただし、このエクオール実は産生できる人とできない人がいます。
世界的にみて、いろいろな研究で報告されれいるエクオールをつくれる人の割合は、日本人で50%程度、
欧米人では20~30%といわれています。
日本以外でエクオール産生者が多い国は、中国や韓国、台湾など、
いずれも大豆をよく食べている地域であることが知られています。
国や地域によるエクオール産生者率の差は、
大豆の摂取量や食生活による腸内環境の違いが理由ではないかと考えられています。
因みに、上記で日本人50%程度とありますが、年代別にみてみると50歳前後の女性
で50%程度ではありますが20歳前後の女性になると20%程度に産生できる人の割合が下がります。
また30歳代の男性で30%程度という調査結果もあります。
この結果からみても、長期的に大豆食品を取り入れたバランスの良い食生活の見直しが必要なんだと改めて感じました。
最後に、大豆イソフラボンを含む食品のご紹介
大豆・納豆・枝豆・豆もやし・豆腐・きなこ・豆乳・味噌
これらの食品を、是非今後の食事に取り入れていっては如何でしょうか。