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胃が弱ると現れる”5つ”の不調とは
(胃ってどんな臓器でしょうか?)
〇 胃はどんな臓器?
胃は、食道と小腸をつなぐ器官です。
食べたものを一時的に蓄えて、強い酸性の胃液で殺菌をし、少しずつ小腸に送っています。
〇 胃を弱らせてしまう要因は?
私たちは、毎日食事をしているため、胃に負担がかかります。
そのため、加齢とともに胃の機能が低下しやすいです。
- ピロリ菌の感染
- 喫煙
- 塩分の摂り過ぎ
- 暴飲暴食
- 多量の飲酒
- ストレスなど
ほとんどの菌は、胃液によって殺菌されますが、ピロリ菌は「アンモニア」を産生することで、殺菌されません。
〇 胃が弱るとどうなるの?
胃が弱ると、次のような症状が現れやすくなります。
代表的なものを”5つ“に分けて紹介します。
1,心窩部痛・お腹の不快感
胃が弱ることで、お腹の痛みや不快感が起こりやすくなります。
なかでも、胃がある(みぞおち辺り)が痛くなることが多いです。
2,悪心・食欲不振
胃が弱ると、「吐きたい」というような悪心や、「食事を摂る気が起きない」といった食欲不振が起こることがあります。
3,胃もたれ
胃もたれは「胃が重く感じる症状」です。
胃が弱っているなかで食事をすることで、負担がかかってしまい、胃もたれが起こります。
4,胸やけ
ストレスやカフェインなどは「胃酸」の分泌を促進して、胃を刺激します。
この胃酸の分泌が増えることで、胸やけが起こりやすくなります。
胃酸の分泌が増え、逆流すると「酸っぱみを感じる」といった呑酸(どんさん)が起こることもあります。
5,黒色便・貧血
胃の粘膜が弱り、出血を起こすと、酸化した血液が便に混じり、黒っぽい便が出ることがあります。
また、出血が続くことで貧血が起こりやすくなります。
このような症状が現れることがありますが、これらの症状は必ずしも「胃のみ」が原因となって起こるものではなく、他の臓器が関係する場合もあります。
〇 胃を労わる生活習慣
胃が弱っていたとしても、すぐに不調が現れるとは限らず、進行してからはじめて不調が現れることもあります。
そのため、自覚症状が現れる前から、下のようなことを心がけ、胃への負担を減らすことがおすすめです。
- 塩分を摂り過ぎない
- 野菜や果物を食べる
- ストレス解消
- ピロリ菌の検査と除菌
- カフェインや刺激物を摂り過ぎない
- 禁煙など
毎日食事をするため、常に胃が働いてくれています。
日常から胃を労わる生活習慣を心がけると良いのではないでしょうか。
ぜひ一度気にかけてみてください。
寝ても疲れが取れない…
寝ても疲れが取れない…実は【夜間低血糖】のせい?
早朝に目が覚めて眠れない、悪夢を見て寝た気がしない、しっかり寝たはずなのに疲れている……。睡眠の質の低下の裏には「夜間低血糖」が潜んでいるかも。質の良い睡眠を妨げてしまう、「夜間低血糖」についてプロにお伺いしました!
眠りが浅くて早朝目が覚める、寝汗、歯ぎしり……。睡眠の質の低下の原因は夜間低血糖!?
早朝目が覚める、寝ても疲れが取れないなどの症状を訴えて血糖値を測ると、夜間に急激に血糖値が下がっている人が多いです。これが、「夜間低血糖」の状態。血糖値が下がりすぎると震えや発汗、脱力感の症状が出ることがあります。これは緊急性を要する低血糖の場合。夜間低血糖は、睡眠中に血糖値が急激に変動すると、血糖値を上げるためにアドレナリンやコルチゾールなどの興奮系ホルモンが一気に分泌されることで、交感神経が優位になる可能性があります。その状態になると体がこわばって寝汗や早朝覚醒、歯ぎしりなどを引き起こし、睡眠の質が低下してしまいます。
夜間低血糖が引き起こすと考えられる症状
〇 明け方に目が覚めて寝付けない
〇 起きた瞬間から肩や首が凝っている
〇 寝ても寝ても疲れが取れない
〇 倦怠感
〇 仕事のパフォーマンスが落ちる
〇 朝すっきり目覚められない
睡眠の質の低下や日中の倦怠感などは、夜間低血糖を引き起こしている可能性があります。
こんな症状は夜間低血糖かも・・・
〇 寝汗や歯ぎしり、悪夢を見るなど睡眠の質が低下している
〇 明け方目が覚める
〇 お腹が空いて眠れない。目が覚めることがある
〇 朝起きた時、肩こりや首こりがある
〇 寝ても疲れが取れない。倦怠感や頭痛がある
夜間低血糖になると明け方目が覚めたり、嫌な夢を見たりするメカニズム
寝ている間に血糖値が下がる。 血糖値を上げようとコルチゾール、アドレナリンなどのホルモンが分泌される。自律神経の一種、交感神経が優位になる事で体がこわばり、明け方目が覚めたり嫌な夢を見たりして睡眠の質が低下する。 もちろん個人差はありますが、糖質を摂取してから最も血糖値が下がる約4時間後には、血糖値を上げるアドレナリンやコルチゾールが分泌される事で交感神経が優位になります。このため夕食の糖質量が多いと寝ている時間も交感神経が優位になり、途中で目が覚めたり、体がこわばったりする可能性があります。
睡眠の質を高めるため
睡眠の質を高めるため
現代の忙しい生活の中で、十分な睡眠を取ることはしばしば後回しにされがちです。しかし、良質な睡眠は身体的、精神的、そして感情的な健康を維持するために不可欠です。睡眠不足や質の悪い睡眠は、健康に深刻な影響を与える可能性があります。この記事では、睡眠の質を高めるための具体的な方法について詳しく説明します。
1. 睡眠の重要性と影響
1.1 睡眠の役割
睡眠は、身体と心を修復し、次の日に備えるための重要なプロセスです。以下は、睡眠が持つ主な役割です。
身体の修復と再生: 睡眠中に、身体は細胞の修復や成長、免疫系の強化を行います。
脳のデトックス: 睡眠中に脳は老廃物を除去し、神経細胞の修復を行います。
記憶の整理: 睡眠中に、日中に得た情報や経験が整理され、長期記憶として固定されます。
感情の安定: 睡眠は感情の処理と調整にも重要な役割を果たし、ストレスや不安の軽減に寄与します。
1.2 睡眠不足の影響
睡眠不足は、短期的にも長期的にも健康に悪影響を与えます。以下は、睡眠不足が引き起こす可能性のある主な問題です。
集中力の低下: 睡眠不足は、注意力や集中力を低下させ、仕事や学業のパフォーマンスに悪影響を与えます。
免疫機能の低下: 十分な睡眠が取れないと、免疫システムが弱まり、病気にかかりやすくなります。
精神的健康の悪化: 睡眠不足は、うつ病や不安障害のリスクを高めます。
肥満と糖尿病のリスク増加: 睡眠不足はホルモンバランスを乱し、食欲を増加させ、肥満や2型糖尿病のリスクを高めます。
心血管疾患のリスク増加: 慢性的な睡眠不足は、高血圧、心臓病、脳卒中のリスクを高めます。
2. 良質な睡眠を得るための具体的な方法
2.1 規則正しい睡眠習慣を確立する
一定の時間に寝起きする: 毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることは、体内時計を整えるために重要です。週末でもこのリズムを守るよう心がけましょう。
就寝前のルーティンを作る: リラックスできる就寝前のルーティンを作ることで、身体が「これから寝る時間だ」と認識しやすくなります。例えば、軽いストレッチ、読書、深呼吸などが効果的です。
2.2 睡眠環境を整える
快適なベッドと枕を選ぶ: 寝具の快適さは睡眠の質に直結します。自分に合ったマットレスや枕を選び、定期的に交換することをお勧めします。
室温の調整: 睡眠に最適な室温は約18〜22度とされています。季節に応じて適切な温度に調整しましょう。
静かな環境を作る: 音は睡眠を妨げる大きな要因です。耳栓を使ったり、ホワイトノイズマシンを使用して静かな環境を作りましょう。
暗い環境を作る: 光も睡眠の妨げになります。遮光カーテンを使用したり、アイマスクを利用して部屋を暗く保ちましょう。
2.3 就寝前の行動に注意する
カフェインとアルコールを避ける: カフェインは覚醒作用があり、就寝前6時間以内の摂取は避けるべきです。アルコールも一時的にリラックス効果があるものの、睡眠サイクルを乱す原因となります。
電子機器の使用を控える**: スマートフォンやパソコン、テレビなどのブルーライトはメラトニンの分泌を抑制し、眠気を妨げます。就寝前1時間は電子機器の使用を控えましょう。
– **軽い食事をとる**: 重い食事は消化に時間がかかり、眠りを妨げることがあります。就寝前は軽いスナックやハーブティーを選びましょう。
2.4 リラックス技術を取り入れる
瞑想: 瞑想は心を落ち着け、リラックスさせる効果があります。毎晩数分間の瞑想を取り入れることで、睡眠の質が向上します。
深呼吸: 深呼吸はストレスを軽減し、リラックスを促進します。ベッドに入る前に、深呼吸を数分間行うことで、心地よい眠りにつく準備ができます。
ヨガ: ヨガは身体の緊張をほぐし、リラックスを促す効果があります。就寝前に軽いヨガのポーズを行うと、スムーズに入眠できます。
2.5 日中の生活習慣を見直す
適度な運動*: 適度な運動は、体温を上昇させ、その後の体温低下が眠気を誘発します。ただし、就寝直前の激しい運動は避けるべきです。
日光を浴びる: 日光を浴びることで、体内時計が調整されます。特に朝日を浴びることで、メラトニンの分泌が正常化し、夜に自然な眠気が訪れます。
昼寝を控える: 昼寝は短時間(20-30分)であればリフレッシュ効果がありますが、長時間の昼寝や夕方以降の昼寝は夜の睡眠を妨げることがあります。
2.6 睡眠に関連する医療サポートを受ける
睡眠障害の診断と治療: 睡眠障害が疑われる場合は、医師の診断を受けることが重要です。睡眠時無呼吸症候群、不眠症、レストレスレッグス症候群などの診断と治療が必要な場合があります。
睡眠薬の適切な使用: 睡眠薬は一時的な睡眠の改善に役立つことがありますが、医師の指示に従い、適切に使用することが重要です。長期的な依存を避けるため、非薬物療法を併用することが推奨されます。
2.7 睡眠の質を高めるための自然療法
ハーブティー: カモミールティーやラベンダーティーはリラックス効果があり、眠りを誘導します。
アロマセラピー: ラベンダーやカモミールなどのエッセンシャルオイルを使ったアロマセラピーは、リラックスを促進し、睡眠の質を向上させます。
温かいお風呂: 就寝前に温かいお風呂に入ることで、体温が一度上がり、その後の体温低下が眠気を誘発します。
2.8 心理的健康の維持
ストレス管理: 日中のストレスは夜の眠りに影響を与えます。ストレス管理のために、趣味を持つ、友人と過ごす、リラクゼーション技術を取り入れるなどの方法があります。
メンタルヘルスのケア: うつ病や不安障害などのメンタル
睡眠の質を高める食品
睡眠の質を高める食品
1. キウイ: キウイにはセロトニンとメラトニンが豊富に含まれており、睡眠を促進する効果があります。就寝前にキウイを摂取することで、より深い睡眠を得ることができます。
2. アーモンド: アーモンドにはマグネシウムが豊富に含まれており、神経を落ち着かせ、リラックスした状態に導く効果があります。就寝前に少量のアーモンドを摂取することで、より良い睡眠を得ることができます。
3. バナナ: バナナにはトリプトファンとマグネシウムが豊富に含まれており、神経を安定させ、睡眠を促進する効果があります。就寝前にバナナを摂取することで、よりリラックスした状態で眠りにつくことができます。
4. カムカム: カムカムにはビタミンCが豊富に含まれており、ストレスを軽減し、リラックスした状態に導く効果があります。就寝前にカムカムを摂取することで、ストレスを解消し、より良い睡眠を得ることができます。
これらの食品を組み合わせたレシピを定期的に食べることで睡眠の質の向上が期待できます。
マシンピラティスどんな人におすすめ?
マシンピラティスの6つの基本原則とその効果
ピラティスは、身体と心の健康を改善するための総合的なエクササイズ方法であり、その基本原則には6つの要素があります。ここでは、それぞれの基本原則とその効果について詳しく解説します。
1. 呼吸(Breathing)
ピラティスでは、深い呼吸を意識して行います。吸気と呼気を意識的に行うことで、身体の動きと呼吸を調和させ、リラックス効果を高めます。深い呼吸はストレス解消にも効果的です。
2. 骨盤(Pelvic Placement)
正しい骨盤の位置を維持することで、身体のバランスを保ちます。骨盤を安定させることで、腰痛や姿勢の歪みを改善し、身体全体の安定性を高めます。
3. 背骨(Spinal Articulation)
背骨の柔軟性を高めることで、身体の可動域を広げます。背骨を丸めたり伸ばしたりする動きを通じて、姿勢の改善や柔軟性の向上を促します。
4. 連動(Shoulder Stabilization)
肩甲骨の安定性を高めることで、肩や首の疲労を軽減します。肩甲骨の適切な動きを意識することで、上半身の筋肉のバランスを整えます。
5. 姿勢(Alignment)
正しい姿勢を保つことで、身体の負担を軽減し、効果的なトレーニングを行います。姿勢の改善は身体のバランスを整え、美しい体型を作ります。
6. 集中(Concentration)
ピラティスは、集中力を高めながら動きを行うことが重要です。身体と心を一体化させながら行うトレーニングは、ストレス解消やリラックス効果をもたらします。
結論
ピラティスの基本原則は、身体と心の健康を維持するための重要な要素です。呼吸や姿勢、骨盤の位置など、これらの原則を意識しながらトレーニングを行うことで、効果的なピラティスの実践が可能です。日常生活やスポーツパフォーマンスの向上に役立つピラティスの基本原則を取り入れて、健康的な生活を送りましょう。
ピラティスで身体と心身を鍛える
睡眠の質を上げる方法
5分で眠れる!スヌーズ機能で二度寝!は要注意!?
最近よく眠れていますか? ぐっすり眠って目覚めスッキリ!快眠に繋がる様々なポイント
■「質の良い睡眠」とは? そもそも睡眠の目的は、体を休息させ、脳の疲れをリセットすること。健康状態を高く保つために最も大切なものです。
質の良い睡眠は
〇スムーズに寝付き
〇ぐっすり寝て
〇スッキリ起きる 具体的には
〇布団に入って10分前後で寝付く
〇寝ている間途中で何度も目が覚めない、かついびきをかかない
〇朝起きたとき、体がすっきりしてだるくない、体が重くない これがまさに質の良い睡眠ということになります。
睡眠の質をチェック
①いびきをかくことが多い
➁起床4時間後に眠気を感じる
③休日に昼まで寝ている
④うたた寝をよくする
⑤布団に入るとすぐ眠りに落ちる
⑥目覚ましのスヌーズで二度寝する
上記6つのどれか1つでもあてはまるものがあれば睡眠の質が悪い可能性があります。
安眠できるかは、朝の行動で決まる! 質が良い睡眠のためには、朝の行動が大事です。
目を覚ましたら太陽光を浴びる
目に光が入ることによって交感神経が刺激され、目覚めのスイッチが入るとされてます。分泌されたセロトニンが夜になってメラトニンにかわり、眠気を催してくれます。 カーテンを開けて窓の近くできちんと光を浴びる。直射日光ではなくてもよいとされてます。
コップ一杯の水を飲む
起きたらまずコップ一杯の水を飲んで、血流を良くするのが大切とされてます。 眠って朝起きたときには、汗や尿により500CC程度の水が出ていきます。それを素早く補うことにより、血流を良くして自律神経を助けてくれます。
その時は常温の水か白湯がおすすめです。
朝ご飯をしっかり食べる
朝食を食べることによって胃が動き自律神経を優しく目覚めさせることができます。 朝食を摂ると体が温まるので、そのためにも肉類や大豆などのたんぱく質をとるのが効果的です。 また、良い睡眠のためには、乳製品やバナナなど、体内で生成できない必須アミノ酸のトリプトファンを多く含む食品がおすすめです。 睡眠ホルモンであるメラトニンの生成に役立つとされてます。
朝は脱水があって血が固まりやすいので。 血圧や心拍が上昇してしまって心筋梗塞や脳梗塞の可能性も・・・。
起立性低血圧の方は立ち上がった瞬間にフラッときたりするので、軽くストレッチをすることによって自律神経を少しずつ目覚めさせることができる。
寝る前のポイント
スマートフォンは、就寝1~2時間前はご注意を・・・
ブルーライトがメラトニンの分泌を抑制してしまいますし、どんどん脳が活性化して覚醒度が上がってしまいます。それによって眠気が来ないことがやはり一番大きな問題になる。しかし、仕事上確認しなきゃいけない人とかいると思います。
何時以降は絶対見ないなど、決めるのも1つの方法なのかもしれません。
夕食は就寝2~3時間前までが理想です。 夕飯は早めに済ませ、消化のために内臓が動くと、眠りが浅くなります。
入浴は就寝前2時間以内に。 38℃~40℃のぬるめのお湯に5~10分がおすすめ。 血流を良くすることは大切なので、そのためにはお風呂に浸かることは重要です。 水圧と浮力で血流が良くなり、深部体温を上昇させ、入浴後少し深部体温が下がってくるところで眠気をもよおしやすいので、そのタイミングで布団に入っていただくのが理想です。
「肥満」とは・・・
ポッコリおなかが気になり出したら始めるべきこと
世界中で今、肥満がまるで感染症のように増えているのはご存じでしょうか。
日本でも男性の肥満が増えており、特に、40代~50代の男性は約4割が肥満だ。肥満とはどういう状態なのか?
どんなリスクがあるのか?
なんとO選手はBMI25.5で、数字的には「肥満です」
コートを脱いで薄着になる春がすぐそこまできてます。ポッコリ出たおなかが気になっている男性は多いのではないだろうか。 肥満というのは、脂肪組織に脂肪が過剰にたまった状態です。
日本では、身長と体重から算出するBMIが25以上を、肥満とされています。
BMIの算出方法は、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)。
ぜひBMIを計算してみてください。BMIが18.5~25未満なら適正体重、25以上なら肥満、35以上なら高度肥満だといわれています。 BMIが25以上であっても、全員に減量が必要なわけではない。例えば、メジャーリーガーのO選手の2023年WBC(ワールドクラシックベースボール)出場時の身長は193㎝、体重は95㎏でBMI25.5、D選手は身長196㎝、体重は100㎏なのでBMIは26で日本の基準では肥満だが、いずれも減量が必要な状態ではない。むしろその体格がホームランや速球を投げるパワーの源といえそうだ。
米国など欧米ではBMI30以上が肥満となっている。日本と欧米で基準が違うのはなぜでしょうか。
日本人や中国人などの東アジア人は、BMI25くらいの体形でも、2型糖尿病などの病気になる可能性があります。
たとえば、血糖値を下げるインスリンの効きが悪くなり、2型糖尿病になるのは欧米人の場合は平均BMI30くらいといわれてますが、日本人や中国人ではBMI25前後で同じような状態になる人が多い可能性があります。そのため、日本ではBMI25以上を肥満と定義しているそうです。
BMIが25未満でも、おなかがポッコリ出て腹囲が男性で85㎝以上、女性で90㎝以上になると内臓脂肪型肥満と言われる事が多いです。
この状態で、
①血圧が130/85㎜Hg以上
➁空腹時血糖値110㎎/dL以上
③中性脂肪150㎎/dL以上かつ(または)HDLコレステロール40㎎/dL未満
この3つのどれかに当てはまれば、「メタボリックシンドローム」と診断されることが多いです。
腹囲の基準に性差があるのは、女性は皮下脂肪がたまりやすいのに対し、男性は内臓脂肪が蓄積しやすいからだ。
脂肪は、内臓脂肪が蓄積すると悪玉が増えて善玉が減りアンバランスが生じます。そして、その悪玉を退治するために、いわば警察官や消防隊の役目をしている白血球が集まってきて炎症が起こり、さまざまな病気を引き起こすのです。
新型コロナなどの感染症で肥満の人が重症化しやすいのも、もともと体の中で炎症が起こっているために、ウイルス感染によって火に油を注いだように免疫が暴走してしまう可能性があります。糖尿病などの疾患のある人は、免疫機能が低下していて感染症にもかかりやすい。