こんにちは。
神戸市東灘区岡本の加圧・パーソナルトレーニングサロンCherishです。
神戸もついに初雪を観測しましたね。
そのぐらい寒さが強くなってきました。
体調を崩す方が増えていますので、前回記事の「冷え」に気を付けて体調管理を徹底しましょう。
さて、先日のニュースに「腹筋運動が腰痛の原因に・・・」という記事が出ておりました。
色々なとらえ方が出来ると思いますので今回は一意見として書いてみたいと思います。
腹筋女子が流行に
近年はインスタグラムや様々なコンテストなどが流行し身体を鍛える事がメディアでも多く取り上げられていますね。
バキバキに割れたシックスパックといわれる腹筋は一度は憧れたことがあると思います。
女性でもシックスパックをインスタであげて「腹筋女子」たるワードも流行っていますもんね。
割れた腹筋を作るには「腹筋運動」というのが当たり前に思われていますが果たしてそうなのでしょうか?
腹筋はもともと割れている!
皆さんの腹筋は今割れているでしょうか?
「割れてるわけないよー」と思った方は大間違い。
腹筋はご存知の方も多いでしょうがもともと割れているんですね。
要するに腹筋の上についている皮下脂肪が多いか少ないかが根本になります。
ということは腹筋運動をしたから割れるわけではなく、お腹周りの皮下脂肪が落ちれば腹筋は割れていることになります。
腹筋運動は腰痛の原因にも・・・
さて、今回のタイトルにもありますが、腹筋運動が腰痛の原因になるという話ですがこれは本当の話です!
実際に腹筋運動をして腰痛になった方や腰に違和感を覚えた方はたくさんいらっしゃると思います。
ではなぜ腹筋運動が腰痛の原因になるのか?
それは腰椎(腰の背骨)に力のかかった状態で何度も曲げ伸ばしすることでストレスがかかり椎間板(骨と骨の間)を圧迫してしまうためでその力が腰痛を引き起こすレベルと同等の値だということが証明されているからです。
じゃあ腹筋運動はお腹を割るわけでもなければ、腰痛にもなるし必要ないんじゃないかって思ってしまいますね。
腰痛にならずにお腹を割る腹筋運動とは・・・
実際に私のセッションでも腹筋運動として腰椎の曲げ伸ばしをたくさんやってもらうことは多くありません。
なぜなら上で述べているようなリスクや非効率な部分があるからですし、なによりそのことは何十年も前から分かっていることなんです。
ですが、まったく腹筋運動をやらないわけではありません。
それは腹筋の鍛え方はたくさんの方法があるからなんです。
今回の記事で言われていた腹筋運動は「シットアップ」といわれる腹筋運動がメインです。
確かに「シットアップ」は腰椎を曲げ伸ばしするため腹筋が弱い方やうまく使えていない方は腰痛になりやすいですが、必ず腰痛になるわけではありません。
そういった方には、別の方法で腹筋運動をしてあげればいいだけであり、呼吸で鍛える「ドローイン」や「ブリージング」、体幹トレーニングとしてよく用いられる「プランク」なんかや腰椎を曲げ伸ばしせず行う「カールアップ」、動きを小さくした「ぺルビックティルト」などなど・・・
ここでは上げきれないぐらいのトレーニング方法があり、その方の腹筋レベルに合わせたトレーニングやフォームで行えばリスクを減らして効率よくトレーニングできます。
要は腹筋運動が腰痛の原因になるわけではなく、レベルに合わない腹筋運動をすることは腰痛の原因になるということですね。
まとめ
ここまでの話をまとめていきたいと思います。
皆さんが憧れる割れた腹筋を作るために腹筋運動をすることは必要ですが、その事が本当に腹筋を割るためなのか、腰痛の原因になっていないかをしっかりと見極わめていきましょう。
・腹筋はもともと割れている形をしている。
・腹筋運動をたくさんしても非効率ですぐに腹筋が割れるわけではない。
・腹筋運動で腰椎を過度に曲げ伸ばしすることは腰痛を引き起こす原因になる可能性がある。
・腹筋運動はたくさんの種類があり、どれを選択するかが大事。
・腹筋運動が腰痛の原因になるわけではなく、レベルに合わない腹筋運動をすることは腰痛の原因になる。
腹筋運動に関して当たり前に思っていることでも勘違いしていることや間違っていることは多くあります。
今までに腹筋で腰を痛めたことがある方は一度ご相談ください。
神戸岡本の隠れ家パーソナルジム「Cherish」
℡078-855-6330