こんにちは、こんばんわ、おはようございます。トレーナーの三宅です!
今回は身体の柔軟性に影響を与える要因について、お話したいと思います。
まず、柔軟性とは何か?
・・・身体の各関節の可動域によって評価をされます。
関節の可動域に影響を及ぼすものはいくつかあります。
- 関節の構造
- 年齢
- 性別
- 気温・体温
- 筋肉と結合組織
- 日常の身体活動レベル など
まずは、これらを一つずつ掘り下げていこうと思います。
・関節の構造
各関節で異なります。
例えば、肩関節や股関節は前後左右自由に動かせて可動域が広いですが、肘関節や膝関節は曲げ伸ばししか出来ません。
これは関節の構造によって、動作が制限されているためです。
ある関節は柔らかくても、別の関節は硬いというのは珍しくありません。
・年齢
高齢者よりも若年者のほうが柔軟性に優れています。
歳を重ねるにつれて、軟骨・腱・靭帯が機械のようになってくる為です。
・性別
男性より女性のほうが柔軟性に優れています。
理由は、男性は女性より筋腱のスティフネス(剛性・硬さ)が大きい為。
女性はエストラジオール(女性ホルモンの一種)が腱組織を弱める作用があり
なおかつ、月経周期の排卵期には筋腱のスティフネスが著しく低下するので
一般的には女性のほうが柔軟性が高いと言われています。
・気温、体温
柔軟性は身体の深部体温や外部の気温が高いと向上し、冷えると低下します。
関節可動域も、身体深部温が上昇すると共に広がります。
・筋肉と結合組織(腱・靭帯)
関節の可動域を広げるためには、一番重要な部分になります。
筋、腱、靭帯も関節と同様に可動域を制限させる組織です。
筋、結合組織に弾力性があると可動域は広がりますが、硬いと可動域を狭める要因に。
・日常の身体活動レベル
柔軟性は活動的な人>非活動的な人
身体活動レベルが著しく低いと・・・
- 関節の可動域が限定されるので、結合組織が硬化
- 体脂肪増加により、関節周囲に体脂肪が付着。関節の動きを妨げます。
しかし、ただ単に活動レベルを上げるだけでは柔軟性は向上しません。
柔軟性を向上、そして維持させるためには、柔軟性トレーニングであるストレッチを行う事が重要です。
日常的にストレッチを行う事で
- 正常な可動域で関節を動かすことが可能になる。
- 筋や結合組織への傷害のリスクを低減させる。
- 様々なトレーニングスキルを向上させる。など
私は日常生活にストレッチは欠かせないものだと思っています。
筋力トレーニングも柔軟性に影響を与えます。
限られた可動域でトレーニングを行ってしまうと関節可動域は低下に繋がり
関節可動域全域を使ったトレーニングは柔軟性を向上させると言われています。
なので、私は高負荷をかけて可動域が狭いトレーニングを行うより
低負荷でも良いので、可動域を広く取ったトレーニングを推奨します。
柔軟性はあるに越したことはないです!
今日からでもいいので、ストレッチや筋力トレーニングを始めてみるのはどうでしょうか?
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では、また次回お会いしましょう。