トレーナーの玉岡です。
有酸素運動の効果についてはしていきます。
有酸素運動とは
有酸素運動とは、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの長時間継続して行える運動を指します。
食事から摂取したエネルギー源のうち、グリコーゲン(糖質)は主に肝臓や骨格筋に貯蔵され、余った分は脂肪として貯蔵されます。
運動時に貯蔵されたグリコーゲンを二酸化炭素と水に分解しエネルギー源として使います。
しかし、体内に貯蔵できるグリコーゲンには限界があるため、グリコーゲンのみでは長時間運動を続けることが出来ません。
そこで、体脂肪を分解してエネルギー源にする方法に切り替えます。
体脂肪を分解するためには、大量の酸素が必要になるため酸素を取り入れながらエネルギー源を産生する方法を繰り返すことを有酸素運動です。
有酸素運動の目的
有酸素運動では、体脂肪の燃焼や呼吸器循環器系の機能の向上が期待できます。
長時間運動を続けるためには大量の酸素が必要になりますが、酸素を体内に運搬するためには心臓や肺の働きが重要になります。
有酸素運動を行う目的は、体脂肪の燃焼、持久力向上を行われます。
有酸素運動が体にもたらす効果
血糖値を安定させる
血中の糖分をエネルギーに変換する。
血糖値を安定させるると、全身の筋肉を動かしエネルギーを使うため、血液の中の糖分をどんどんエネルギーとして使うことが出来ます。
運動によって通常よりも多くの糖分を要するため、血糖値が高くなることを防ぐ効果も期待できます。
血圧が安定する
ホルモンが血圧に働きかける。
全身の筋肉が酸素とエネルギーを欲しがるため、血圧が上がりやすくなります。
そこで、血圧が下がるように、体内のホルモンが働きます。
よって血圧が高めの方が運動を行うと、体内のホルモンが血圧を下げるように働きかけやすくなるため、血圧が安定が期待できます。
※血圧が高すぎる場合、運動によってさらに血圧をあげてしまい、別の症状を引き起こす恐れがあります。
運動を始める際は事前に運動内容を医師と相談することおすすめします。
肥満を改善できる。
運動を行うことで脂肪組織の分解が促進されます。
そして分解された脂肪は筋肉のエネルギー源として消費されるため、脂肪組織を減らすことが出来ます。
脂肪組織を減らすということは、体重の減少とともに肥満の改善が期待できます。
認知症やうつ病の予防
活動量が多い方は少ない方よりもアルツハイマー症の発症リスクが1/2~1/3ほど少なかったという報告や週2時間のウォーキングでアルツハイマー症患者さんお認知能力が改善したという報告があがっています。
まとめ
運動が始めたい、でも時間がないという方は最寄りの駅より一つ手前の駅で降りる、洗濯物を干す時、わざとかごを小さくして、階段を何回も上り下りをする、スーパーに行くとき、いつもより遠回りをしていくなど、日常生活の中でできる運動を取り入れることから始めてみてください
オアシス金町店